行政書士試験!記述式過去問対策・令和1年・問45!図解付き

Study

こんにちは、keijinhoです。

  • 行政書士の取得を目指している
  • 記述式の勉強方法を知りたい
  • 記述答案例を見たい

本記事は、上記の方向けです。

ぼくは、今年、行政書士試験を初受験します。

今年の試験日は、コロナウイルスによる延期が無ければ2020年11月8日(日)ですので、今から約2ヶ月後になります。

2ヶ月前になってやっと試験勉強を開始したばかりですが、ブログとTwitterで記述式のアウトプットをしつつ、恥を晒していきながら、合格を目指して取り組んでいきたいと思います。

国家試験は、難易度が行政書士と同水準と言われている宅地建物取引士を、2ヶ月で取得した実績があるため、基本的には、この勉強法にしたがって、進めていきます。

それでは、早速記述式問題をやってみようと思います。

問題の確認(令和元年度 問45)

問題
 Aは、木造2階建ての別荘一棟(同建物は、区分所有建物でない建物である。)をBら4名と共有しているが、同建物は、建築後40年が経過したこともあり、雨漏りや建物の多くの部分の損傷が目立つようになってきた。そこで、Aは、同建物を建て替えるか、または、いくつかの建物部分を修繕・改良(以下「修繕等」といい、解答においても「修繕等」と記すること。)する必要があると考えている。これらを実施するためには、建替えと修繕等のそれぞれの場合について、前記共有者5名の間でどのようなことが必要か。「建替えには」に続けて、民法の規定に照らし、下線部について40字程度で記述しなさい(「建替えには」は、40字程度に数えない。)。
 なお、上記の修繕等については民法の定める「変更」や「保存行為」には該当しないものとし、また、同建物の敷地の権利については考慮しないものとする。

まずは、問題を整理しましょう。

①Aは、Bら4名との間で木造2階建ての別荘一棟を共有(249条以下)していますね。ただ、この別荘、建築後40年が経過し、雨漏りや建物の多くの部分の損傷が目立っているようです。ボロ別荘ですね。

ちなみに、「同建物は、区分所有建物でない建物である。」とのかっこ書があります。区分所有建物は、マンションの一室です。なので、この別荘は、戸建てということになりますね。

ちなみに、共有と聞いただけで、共有者間の法律関係の調整がめんどくさそうって思ってしまいますね。しかも、建物部分は、木造なので耐用年数も超えていて無価値ですね。土地に価値があればボロでも欲しいところですが、場所はわかりませんね。

脱線してしまいました。。

次に、②Aは、ボロ別荘を建て替えるか、修繕等を行いたいと考えているようです。

せっかく別荘があって使用できる権利があったとしても、雨漏りや多くの損傷で実際に使用できなければ無意味ですもんね。

と、ここまでが、本問の前提です。

次に、問いの確認です。

Q:これ(建替えと修繕等)らを実施するためには、建替えと修繕等のそれぞれの場合について、 共有者5名の間でどのようなことが必要か。

「建替えと修繕等のそれぞれの場合について、」と聞かれているので、この2点に答える必要があります。どちらか1個だけではないので、注意が必要ですね。

事例問題のようにも見えますが、共有関係の行為が聞かれていて、実質的には一行問題といえそうです。

また、本問では、解答にあたり、注意事項がありますね。

・解答においても「修繕等」と記すること
・修繕等については民法の定める「変更」や「保存行為」には該当しないものとすること

この注意事項、ほぼ答えのようなものですね。めちゃくちゃ親切です。確実に点数を稼ぎにいきましょう。

簡単に図解してますので、こちらもご参照いただければと思います。

検討

それでは、早速検討していきます。

共有物に対する権利行使とその要件を確認します。

 定義具体例行使要件
使用行為 (249条)共有物の利用目的に沿った利用単独で可
保存行為 (252条但書)共有物の現状を維持修理、保存登記、 妨害排除請求単独で可
管理行為 (252条本文)共有物の利用・改良賃貸借、賃貸借の解除持分価格の過半数で決する
変更行為 (251条)共有物を物理的に変化売却共有者全員の同意

本問では、まず、建替えについて検討します。

建替えは、物理的に変化を加える行為なので、変更に該当します。

そのため、建替えをするためには、共有者全員の同意が必要となります。

次に、修繕・改良(修繕等)ですね。

文字通りに修繕だけに着目してしまうと、保存行為ということになりますが、本問では、建物部分を修繕・改良することを包括して修繕等と省略してますし、修繕等については民法の定める「変更」や「保存行為」には該当しないものとすることという指定があります。

そのため、本問における修繕等は、「管理行為」として考えることになりますね。

管理行為をするには、持分価格の過半数で決する必要があります。

共有関係は択一式でも問われるところなので、しっかり覚えておきたいところですね。

ぼくは、共有関係への影響の大きさと、行使要件の大きさをマッチさせて、イメージで覚えています。

  • 保存行為 影響が小さい→単独(行使要件の中で最小)
  • 管理行為 影響が中程度→持分価格の過半数(行使要件の中で中程度)
  • 変更行為 影響が大きい→共有者全員の同意(行使要件の中で最大)

上記の表の具体例も交えながら、とりあえず覚えちゃいましょう。

解答

ここまでで解答の要素がまとまったので、ここからは解答作成時の注意点を確認します。

Q:これ(建替えと修繕等)らを実施するためには、建替えと修繕等のそれぞれの場合について、 共有者5名の間でどのようなことが必要か。

繰り返しになりますが、本問での解答作成のポイントは5つですね。

  • 「建替えには、」で続く文章であること
  • 建替えをするには、共有者5名の間でどのようなことが必要か
  • 修繕等をするには、共有者5名の間でどのようなことが必要か
  • 解答においても「修繕等」と記すること
  • 修繕等については民法の定める「変更」や「保存行為」には該当しないものとすること

この5つに注意しながら、解答を作る必要があります。

また、問いの形式には、そのまま答えるのも忘れないようにしましょう。本問では、「どのようなことが必要か」と聞かれているので、「〜が必要である」で締めくくるのがベターです。

解答例
建替えには、
『共有者5名全員の同意が必要で、
修繕等をするには共有者の持分価
格の過半数で決する必要がある。』

行政書士試験研究センターの解答例
https://gyosei-shiken.or.jp/doc/exam/ans.html

まとめ

ぼくは、今年、行政書士試験を初受験します。

記述式のアウトプット向上のため、ブログで解答例や思考プロセスを整理しています。

読者の皆様と一緒に合格できるよう頑張りますので、応援よろしくお願いします。

ところで、受験される方の中には、ぼくのようにサラリーマンの方もいるかと思いますが、サラリーマンの勉強時間の平均は1日6分だそうです。1年間で2,190時間(6分×365日)、約37日です。

とすれば、1ヶ月毎日1時間勉強すれば、21,900時間、約10倍の差がつくことになりますね。

また、サラリーマンの方は、本業があるのでなかなか時間が作れないという方もいるかと思います。そんな時は、以下を参考にしていただけると幸いです。

本記事を最後までお読みいただきありがとうございました。