行政書士試験!記述式過去問対策・平成30年・問45!図解付き

Study

こんにちは、keijinhoです。

  • 行政書士の取得を目指している
  • 記述式の勉強方法を知りたい
  • 記述答案例を見たい

本記事は、上記の方向けです。

ぼくは、今年、行政書士試験を初受験します。

今年の試験日は、コロナウイルスによる延期が無ければ2020年11月8日(日)ですので、今から約2ヶ月後になります。

2ヶ月前になってやっと試験勉強を開始したばかりですが、ブログとTwitterで記述式のアウトプットをしつつ、恥を晒していきながら、合格を目指して取り組んでいきたいと思います。

国家試験は、難易度が行政書士と同水準と言われている宅地建物取引士を、2ヶ月で取得した実績があるため、基本的には、この勉強法にしたがって、進めていきます。

それでは早速、平成30年・問45の記述式問題をやってみようと思います。

問題の確認(平成30年・問45)

問題
 画家Aは、BからAの絵画(以下「本件絵画」といい、評価額は500万円~600万円であるとする。)を購入したい旨の申込みがあったため、500万円で売却することにした。ところが、A・B間で同売買契約(本問では、「本件契約」とする。)を締結したときに、Bは、成年被後見人であったことが判明したため(成年後見人はCであり、その状況は現在も変わらない。)、Aは、本件契約が維持されるか否かについて懸念していたところ、Dから本件絵画を気に入っているため、600万円ですぐにでも購入したい旨の申込みがあった。Aは、本件契約が維持されない場合には、本件絵画をDに売却したいと思っている。Aが本件絵画をDに売却する前提として、Aは、誰に対し、1か月以上の期間を定めてどのような催告をし、その期間内にどのような結果を得る必要があるか。なお、AおよびDは、制限行為能力者ではない。
 「Aは、」に続け、下線部分につき40字程度で記述しなさい。記述に当たっては、「本件契約」を入れることとし、他方、「1か月以上の期間を定めて」および「その期間内に」の記述は省略すること。

まずは、問題を整理しましょう。

最初に、①AB 間で、Aの絵画を500万円でBに売る契約(本件契約・民法555条)をしていますね。

(芸術はよくわかりませんが、絵画は投資って聞いたことがあります。)

ただ、本件契約時に、Bは成年被後見人であったことが判明し、その後も事理弁識能力が回復していないようです。

次に、②AはDから、本件絵画を600万円で購入したいとの申込みを受けました。

売買契約は、売買の申込みがあって、それに対する承諾が行われたら成立しますが、本問では承諾したとは書いてありませんので、いまだ成立していないようですね。

③AはBではなく、Dに売却したいようです。当然といえば当然ですが、売主としては高く買ってくれる方に売却したいですし、画家としても高い評価を付けてくれる方に売りたいですよね。しかも、Bは成年被後見人で契約が履行されるかわからない状態。。となれば、ぼくでもDに売却したいなと思います。

次に、問いの確認ですが、本問ではアンダーバーで指示があります。親切でいいですね。

Aは本件絵画をDに売却する前提として、
Q1:Aは、誰に対し、1か月以上の期間を定めて、どのような催告をし
Q2:その期間内にどのような結果を得る必要があるか
「本件契約」を入れることとし、他方、「1か月以上の期間を定めて」および「その期間内に」の記述は省略

この2点が問われています。前提がついている上、解答上の注意もありますので、この意向に沿って解答する必要があることにチェックすべきですね。

簡単に図を書いてますので、こちらもご参照いただければと思います。

検討

それでは、早速検討していきます。

まず、本問では、AB 間で、Aの絵画を500万円でBに売る契約をしています(本件契約・民法555条)。ただ、この時に、Bは成年被後見人であったことが判明し、その後も事理弁識能力が回復していないようで。

  • (成年被後見人の法律行為)
    第九条 成年被後見人の法律行為は、取り消すことができる。ただし、日用品の購入その他日常生活に関する行為については、この限りでない。

絵画の購入は、「日用品の購入」には当たりませんし、Bが日常的に絵画の購入を行っているような事情は無さそうですので「その他日常生活に関する行為」にもあたらないといえるため、取り消すことができそうです。。

そうすると、500万円か、0円か、、Aは気になって夜も寝れませんね。。

ただ、本件絵画のできが素晴らしかったのか、Aが著名な画家なのかわかりませんが、幸いにも、Dから600万円で購入したいとの申込みがありました。

とすれば、Bは成年被後見人で契約が履行されるかわからない状態ですし、売主としては高く買ってくれる方に売却したいですし、画家としても高い評価を付けてくれる方に売りたい、ということで、AはDに売却したい=Bとの契約を取り消したい、というのが本問です。

  • (制限行為能力者の相手方の催告権)
    第二十条 制限行為能力者の相手方は、その制限行為能力者が行為能力者となった後、その者に対し、一箇月以上の期間を定めて、その期間内にその取り消すことができる行為を追認するかどうかを確答すべき旨の催告をすることができる。この場合において、その者がその期間内に確答を発しないときは、その行為を追認したものとみなす。
    2 制限行為能力者の相手方が、制限行為能力者が行為能力者とならない間に、その法定代理人、保佐人又は補助人に対し、その権限内の行為について前項に規定する催告をした場合において、これらの者が同項の期間内に確答を発しないときも、同項後段と同様とする。
    3、4 略。

本問では、Bはどうやらずっと成年被後見人のままのようですので、「その制限行為能力者が行為能力者となった後」には当たらず、20条1項の適用場面では無く、「制限行為能力者が行為能力者とならない間に」に当たり、20条2項のが適用されます。

そこで、2項ですが、2項は1項を準用しています。

本問では、Aは法定代理人Cに対し、一箇月以上の期間を定めて、その期間内にその取り消すことができる行為(本件契約)を追認するかどうかを確答すべき旨の催告をすることができることになります。この場合、法定代理人Cがその期間内に確答を発しないときは、その行為を追認したものとみなされることになります。

解答

本問の問を再確認します。

Aは本件絵画をDに売却する前提として、
Q1:Aは、誰に対し、1か月以上の期間を定めて、どのような催告をし
Q2:その期間内にどのような結果を得る必要があるか
「本件契約」を入れることとし、他方、「1か月以上の期間を定めて」および「その期間内に」の記述は省略

問いの確認ですが、ポイントは、6つですね。

  • Aは本件絵画をDに売却したい=本件契約を取り消したい
  • 誰に対して
  • そのような催告をすべきか
  • どのようなことをする必要があるか
  • 「本件契約」を入れる
  • 「1か月以上の期間を定めて」および「その期間内に」の記述は省略

この6つの要素に注意しながら解答を作る必要があります。

また、問いの形式には、そのまま答えるのもいつもの通りですね。変にオリジナリティを出して、採点者に疑問を持たせたりすると粗探しをされて減点される可能性も無きにしも非ずなので、質問にそのまま素直に答えるのがのがいいかと思います。

本問では、「どのような結果を得る必要があるか」と聞かれているので、「〜を得る必要がある」で締めくくるのがベターです。

解答例
Aは、
『Cに対し、本件契約の追認をする
か否かの催告をし、追認拒絶する
旨の返答を得る必要がある。』(43字)

まとめ

試験のほぼ2ヶ月前から、行政書士試験の勉強をスタートしましたが、記述式の解答や思考過程をブログやTwitterで楽しくアウトプットできています。自分自身の法律の理解や解答の注意点を強く意識するので、思っていた以上に効率も良い気がしています。

とりあえず、最低でも5年分の過去問・計15問はアウトプットしていきます。

サラリーマンでも勉強を継続すれば人生が好転していく話

努力を継続するコツは「頑張りすぎない」こと

「忙しい」、「時間がない」と感じている人向け、今日から実践できる時間の作り方

あと2ヶ月で皆様に負けないよう何とか合格レベルに持っていきますので、一緒にがんばっていきましょう。

本記事を最後までお読みいただきありがとうございました。