平均年収の会社員から年収2,000万円に到達できるキャリア事例とポイントを紹介!!

Carrer

  • 平均年収のサラリーマンが、年収2,000万円に到達できるキャリアの具体的な事例を教えて?
  • 具体的事例のほかに、ターニングポイントや注意点も解説してほしい。
  • バックオフィスのサラリーマンでも2,000万円に到達できる?

こんな悩みを解決できる記事を用意しました!

中途からでも年収2,000万円を達成したい場合、まず最初にやるべきことは、「どの業界の、どの会社で、どの職種・ポジションに就けば年収2,000万円に到達するのか」を把握することですよね。

ぼくは、スタートアップ企業でコーポレート部門の立ち上げと事業企画をしながら、副業でファイナンスコンサルをしてまして、年2,200万円(本業1,000万円+副業1,200万円)ほど稼いでいます。

本記事では、ぼくの元上司や先輩、友人、知人、エージェントが教えてくれたキャリアイメージなど、ぼくの周りでサラリーマンとして年収2,000万に到達した人の具体的なキャリア実例と職務経歴、キャリアに成功したと思われるターニングポイントを解説します(ただ、社長業と士業は、敢えて除いています。)。

要素をお伝えすると、「外資系」、「IT・金融・不動産・コンサル・商社・マスコミ」、「営業・エンジニア・IBD(投資銀行)・運用・経営」という組み合わせを選択する形になります。

東大卒で外銀や外コンに就職されたみたいないわゆるエリートコースではなく、中堅大学卒で比較的普通の会社に就職し年収350~400万程度から、30~40代で年収2,000万に達成したストーリーが多いです。

なお、年収2,000万円に到達できるキャリア戦略を知りたい方は、こちらもお読みいただければと思います。
平均年収が低いバックオフィスのサラリーマンでも年収2,000万円に到達できるキャリア戦略

きっと読者の皆さまにも役立つかなと思うので、最後までお読みいただければ幸いです。

1.給与水準が高い業界の歩合色が強い営業マン

年収2,000万円に到達できるキャリアの第1は、「給与水準が高い業界の歩合色が強い営業マン」です。

歩合系の営業職で成功すれば高年収に近づけるのはシンプルでイメージを持ってもらいやすいかなと思います。

営業には向き不向きがあったり、成功するには膨大な努力と営業センスが必要になったり、さらに運の要素もあったりと、誰もが必ずしも実現できるわけではないですが、エリート学生じゃなかった過去を変えることは不可能ですし、後発的に鍛えたり対策できたりする点が多いので、比較的年収2,000万円へのチャンスがある仕事です。

歩合というリスクを取ってるからこそ、成せる業だなと思います。

不動産販売・販売仲介の営業職

具体的事例の1つ目は、不動産販売・販売仲介の営業職で、30歳の時点で年収2,000万円を稼いでいたAさんのキャリアです。

なお、Aさんは、現在は投資用不動産会社を独立開業されています。ぼくがAさんの会社の独自システムとアプリ開発のための資金調達を支援した縁で仲良くなり、友人でありつつ財務コンサルもしているという関係です。

<経歴>
・地方の三流私大卒業後、地方の不動産会社に就職し、営業に従事。新卒の年収は350万程度、4年目で600万円
・営業成績は上位だったが、歩合給がほとんどつかないことに不満を感じ、投資用不動産販売会社に転職。入社時点で年齢27歳、1年目は400万円程度まで下がったが、トップの販売成績を上げ、29歳で1,500万円、30~32歳まで2,000万円以上
・溜めたお金をベースに、投資用不動産販売と保険事業で独立

<ターニングポイント解説>
Aさんの成功ポイントは3つです。

  1. 若いうちに高年収を稼ぎたいと考えて行動に移したこと
  2. 歩合のリスクを取ったこと
  3. 顧客獲得のための努力を惜しまなかったこと

Aさんは地方の私大文系卒とのこと。それでも、高年収を稼ぎたいと思い、扱う金額が大きい不動産業界に入ったということです。

確かに、国内大手の不動産会社の部長職になれば、年収2,000万円も見えてくるようですが、キツイ出世競争だったり、到達年齢も40後半から50歳を超えてくるなど、到達までにかなりの努力と時間を要しますよね。

そんな中で、営業で上位の成績だったにもかかわらず、歩合給がほとんどつかず、一方で自分より売ってない上司の方が給料が高いことに不満を持ち、基本給を下げて歩合給が大きい投資用不動産販売会社に転職し、リスクを取ります。

そして、そこでも結果を出し、3年で年収2,000万円に到達されています。

Aさんに秘訣を聞いたところ、『不満を感じて行動しただけだよ』とさらっと言っていました(カッコいいですよね!)。ちなみに、Aさん曰く、頭は良くなくて、「宅地建物取引士」の試験を10年以上受け続けてるけど一向に受かりそうもないので、毎年1回訪れる悩みとも言っていました笑

年収2,000万円に到達するのに頭の良さは関係なくて、行動力が1番かなと考えさせられる事例ですね。

<到達時期・難易度>
到達時期  20代~
難易度   ★☆☆☆☆

M&A仲介の営業職

2つ目は、M&A仲介の営業職で、ぶっ飛んだ成績を残したBさんです。

<経歴>
・中堅大学卒業後、メガバンクに入行し、約10年間、中堅・中小企業向けの法人営業に従事。年収は、銀行の平均的なもの
・その後、大手M&A仲介会社であるM&Aキャピタルパートナーズに参画し、事業承継や戦略的成長を目指す数多くの中堅・中小企業のM&Aを成約に導く。成約件数・実績において、同社トップクラスの成績を残し、入社最短での部長に昇格。最大で年収5,000万円
・5年後、30代後半になり、M&A仲介会社を起業・独立

<ターニングポイント解説>
Bさんの成功ポイントは2つです。

  1. 先輩を見て、業界の流れに乗ったこと
  2. 自身の性格や強み・特徴、仕事の相性を最大限活かしたこと

日本の上場企業の平均年収会社ランキングでは、M&Aキャピタルパートナーズやストライク、日本M&AセンターのようなM&A仲介会社が上位にランクインしますが、営業TOP5に入ると、年収2000万どころか4000万や5000万クラスにもなるようです。

https://toyokeizai.net/articles/-/511510?page=2

ここで紹介するBさんは、中堅大学卒で、メガバンクに法人営業として10年勤務し、その後M&Aキャピタルパートナーズで最短で部長昇格を果たすなど、ゴリゴリの営業マンです。

Bさんは中堅大学からメガバンク入行していて、エリート路線に近いともいえますが、IBD(投資銀行部門)や海外赴任とは全く縁がなく、銀行時代の年収は平均並みで、世間的に見ても普通だったようです。

M&A業界への転職については、Bさんの先輩らがM&A業界に転職して年収を上げるケースが多かったようで、その流れに乗れば年収を上げれると考え、Bさんも転職でM&A業界に入ったとのこと。

また、M&A業界に入って最短で部長職に昇れたのは、学生時代から体育会で上下関係を大事にすることが染みついていたが、銀行の営業は社長や経営者が多く営業なのに可愛がってもらえ、M&Aについても社長や経営者と対峙することが多いので、銀行で学んだスキル・経験はM&A業界にも横転できたからといいます。

現在は、独立され、M&Aアドバイザリー会社を経営しています。Aさんと同様で、年収2,000万円を超えると、独立した方がコスパいいんでしょうね。

<到達時期・難易度>
到達時期  30代~
難易度   ★★★☆☆

生命保険販売の営業職

3つ目は、外資系生命保険会社の営業職で、ハワイで表彰された経験を持つCさんです。

Cさんは、学生時代からのサッカー仲間で、ライバルチームのGKでした。インカレで知り合い、15年来の友人です。

<経歴>
・早稲田法学部卒業、中央大院卒も、30歳まで自分探しをし(笑)、30歳でベンチャーの社長のカバン持ちになります。年収は400万程度だったとのこと。
・2年後、外資系生命保険会社のリクルートに会い、32歳で営業職に転職。1年目年収400万円、3年目で上位の営業成績を残し、年収2,000万円以上を稼ぐ。
・4年後、顧客の多様なニーズに応えたいと感じるようになり、年収は1,300万円と多少落とすも、日系の保険代理店に転職。
・現在、副業で、マネー教育のアドバイザリーもスタート

<ターニングポイント解説>
Cさんの成功ポイントは3つです。

  1. 外資系保険営業のリクルートに迷わず飛び込んだこと
  2. 人の変化に敏感で距離感が絶妙、顧客の掘り起こしが上手いこと
  3. 高学歴が活き、FP1級や簿記2級、宅建等、マネーリテラシーに関する資格で勉強を惜しまない

Cさんは、30歳まで自分探しをしていて、いわゆる遅咲きのキャリアです。ぼくも、サッカーをやっていて、30歳まで無職とフラフラしていたので、かなり似た匂いがします笑

1社目は、ベンチャーで社長秘書をしていますが、同級生らが活躍しているのを横目にかなり焦りを感じていたようで、外資系生命保険会社で有名なプルデンシャル生命からリクルートされたときはもうこれしかないと飛び込んだといいます。(ちなみに、ぼくも無職の時代と就職して1社目の時代に、プルデンシャル生命のスカウトに2回誘われたことがあり、30歳前後の体育会系だと勧誘されやすいとかあるのかもですね笑)

体育会系で友人知人が多いとか人脈が豊富だとしても、顧客の候補は多いかもしれませんが、Cさんは顧客のほとんどがお金のことをよくわかってないまま日々生活していることに気づき、お金に関する情報や教育をするなど「保険を売ることよりもGiveすることを優先させた」といいます。

そのためには、自分自身が資格取得を通して知識のアップデートを惜しまないし、Giveを優先することで顧客から信頼されて保険を買ってもらえるようになったし、さらに顧客の家族や友人知人を紹介して貰えるようになり、それが結果として営業成績の向上につながったようです。

「Takeよりも先にGiveする」「顧客の課題を解決する」といった顧客から選ばれるための本質を忠実に実践しているなと感じますよね。

ただ、プルデンシャルだと自社の保険商品しか販売できないので、お客さんにとっては複数の保険から選べた方がより課題解決になるという信念で、年収下げてでも日系の保険代理店に転職しました。信念が一貫している点も顧客から信頼されるポイントなのかなと思います。

<到達時期・難易度>
到達時期  20、30代~
難易度   ★★☆☆☆

2.外資系企業に転職する

年収2,000万円に到達できるキャリアの第2は、「外資系企業」への転職です。

冒頭でもお伝えしたので繰り返しになってすいませんが、年収を上げていく要素は、「外資系」、「IT・金融・不動産・コンサル・商社・マスコミ」、「営業・エンジニア・IBD(投資銀行)・運用・経営」の組み合わせになります。

なので、外資系企業を選択するのが近道です。

そして、外資系企業は日本の労働人口減少の影響もあってか、採用に苦しんでいるのが実情かなと思います。そのためか、同じスキル・経験で同じ仕事をするのであれば、日系よりも外資系のほうが年収が圧倒的に高いです。

(ぼくでも現職に転職する際の転職活動で3社から内定をもらいまして、うち1社がBIG4の1つのIPOコンサルのポジションでした。現職は副業OKなのと、スタートアップで事業企画やIPOを経験したかったので現職を選びましたが、給与だけで言えば、外資系コンサルの提示額は1,300万円でしたので、現職の1,000万円よりは高かったです。)

なので、かなり個人的な見解ですが、同等の能力であればライバルの少ない外資のほうが入りやすいと思います。

また、外資系企業に転職するうえで総論的に英語力にも触れておくと、外資系企業の場合、多少の英語が必要で「英語の壁」がある場合もありますが、クライアントワークをする上では英語がほとんど必要ない場合であっても「英語の壁」があると思って応募者がひよって分母が少ないこともあるかなと思います。

このように、一定の専門性や経験・スキルがある人材はそもそも母数が少ないうえ、また「英語の壁」問題でさらに応募者が少ないため、中途からでも、専門性や経験・スキルを積んでいけば、外資転職は十分に実現可能です。

外資系戦略コンサル

外資転職の具体的事例の1つ目は、外コンに転職したフルスタックエンジニアのDさんです。

Dさんは、ぼくの前職(ITデバイス製造のスタートアップ)でCTOをだった同僚です。年齢も1コ上と年が近かったので、距離が近く、仕事の仕方や思考法をたくさん盗みました笑。

<経歴>
・地方の理系の国立大院卒で、新卒で日系大手の電機メーカーにエンジニアとして就職ます。スマホのAndroidカメラアプリ開発に注力。新卒の年収は400万程度、5年目で年収500万円代後半程度。
・6年経験を積んだ後、全体像が分からないと新しいアイデアも生まれにくいと感じ、クラウド・ハードウェア・ソフトウェア、全てに網羅的に関われるITスタートアップに転職。入社時点で年齢が28歳、年収は700万円~1,000万円程度まで推移。
・プロダクトの開発面では満足していたけど、事業のスケールについてより興味を抱き、ビジネスやマーケティング、大きな規模の商流の中で仕事をしたいというようになり、外資系の戦略コンサルにフルスタックエンジニアとして転職。ビッククライアントと大規模事業に従事。入社時点で年齢が32歳、年収が1,500万円程度。
・改めて、自社事業として開発に携わりたいという意図で、ITスタートアップに転職し、CTOに就任(ここでぼくと同僚に)。入社時点で年齢が35歳、年収はスタートアップということもあり、1,200万円程度。
・特定のプロジェクトが終了したことと、また、コンサルも戦略立案だけでなく実行まで担うように変遷してきている背景もあり、外資系コンサルに再度転職。入社時点で年齢が38歳、年収は1,800万円程度。エンジニア界隈では非常に優秀で知名度が高く、事業会社からもコンサル会社からもオファーがすごいようです。

<ターニングポイント解説>
Dさんが成功しているポイントは3つです。

  1. 高い市場価値に繋がる専門性を最初の数年で手に入れた
  2. コアの専門性(エンジニア)を軸にして、別の職種(コンサル)を掛け合わせた
  3. 事業会社とコンサル会社の両方の立場を経験して、エンジニアながら事業戦略の視点を保有

年収2,000万を狙える外コンについては、GAFAMやBIG4、戦略コンサルに代表されるアクセンチュアやBDGなどが代表的です。ただ、コンサルもSierやデザイン会社をM&Aするなど、戦略立案だけでなく実行まで担い価値提供するように変遷しています。

とはいえ、コンサル企業がSierやベンダーをM&Aしたとしても、企業体としてはワンストップでサポートを提供できますが、事業戦略とエンジニアリングの両方ができる人が存在するわけではなく、両者を繋ぐ役割が必要ですよね。

Dさんの主軸は、ハードウェアとソフトウェア、クラウド、全てをハイクオリティにこなすフルスタックエンジニアですが、自らコンサルとして戦略立案やマーケをもカバーすることで、システム等を活用した現実的な提案を組み立てができる点で他の人の模倣が困難な状態にまで市場価値を一気に高めています。

また、外資系企業とはいっても、日本法人が顧客なのでネイティブ並の英語力が必要とされず、社内で簡単なコミュニケーションがとれる程度の英語力で十分なことも、Dさんのスキルとマッチしている点かなと思います。

このように普通の新卒からスタートしても、外コンでは、エンジニアリングサービスやデザイン・UXといった顧客課題の解決の実行まで担うようになってきたため、エンジニアやWebデザイナー職から外コンに転職していくというキャリアモデルは今後増えていくかなと思います。

<到達時期・難易度>
到達時期  30代~
難易度   ★★★★☆

外資系人材紹介コンサルタント(エージェント)

2つ目は、外資系の転職エージェントのEさんです。

Eさんは、ぼくが通っていた大学院の1学年上の先輩でもありまして、定期的に情報交換をする中でもあります。(ぼくの転職とはタイミングが合わず、Eさん経由で転職したことはまだないですが、、)

<経歴>
・文系の国立大院卒で、26か27歳で管理部門特化型の人材紹介会社に就職。法人営業を数年経験し、その後社内の異動でコンサルタントを経験。10年目くらいで、年収600万円後半程度。
・10年経験を積んだ後、外資系の人材紹介会社に転職。初年度年収800万円、3年目1,500万円程度。

<ターニングポイント解説>
Eさんのターニングポイントは3つです。

  1. キャリア形成において転職が増加しつつある中、高単価・高利益率のビジネスを実践している
  2. クライアント企業の事業や求人ニーズを理解を怠らない
  3. SNSで発信し、先を見越して網を張っている

終身雇用制度が崩壊し、転職はキャリアの選択肢として増加する潮流にあるうえ、最近では日本政府はリスキリングと転職の強化に5年間で1兆円の予算を確保するなど、転職市場は活性化することが見込まれている市場です。

https://news.yahoo.co.jp/byline/yokoyamanobuhiro/20221004-00318027

人材紹介業のビジネスモデルは、求人企業から採用成功時に紹介手数料を受け取るというものです。紹介手数料の相場は、入社が決定した転職者の年収の30%〜35%なので、年収300万円の方の転職がマッチングしたら100万円が入ってきますし、年収1,000万円の方のマッチングなら350万円入ってくるという形で、高単価・高利益率です。

さらに、最近はエンジニア不足と言われているので、エージェントへの紹介手数料が70%になったり、企業によっては100%出す企業もあったりします。

そんな中で、Eさんは、管理部門に特化した転職エージェントに就職しています。活性化している転職市場、高単価・高利益率の事業に着目し実践していて、時代の流れに乗ることや、ビジネスの仕組みを把握するのが上手いなと感じています。

加えて、求人企業のビジネスや事業フェーズ、カルチャーなどの情報収集、事業分析も怠らないようにして、情報提供に心がけつつ、マッチ度を見極めていて、常に相手のメリットを考えています。

そして、国内の人材紹介会社は、求人企業側と求職者側を別々の担当がつく「片手型」が多いですが、一方で、外資系の人材紹介会社は、求人企業側と求職者側を一気通貫でみる「両面型」が多いようです。外資系人材紹介会社のほとんどは、年収1,000万円以上のハイクラス人材を扱っていますし、成果主義の企業が多いので、両面型であれば、年収2,000万円達成もイメージしやすいかなと思います。

今後は、SNSを使ってエージェントの立場で転職について発信し、個での集客にもチャレンジしていくということなのです。

<到達時期・難易度>
到達時期  30~40代
難易度   ★★★☆☆

バックオフィスでも2,000万円を狙える職種

バックオフィスといえばコストセンターとも揶揄されて給料が比較的低いイメージがありますが、必ずしもそうとは限りません。

・事業会社の法務 ⇒ 医療や医薬品、金融、保険業界など規制業界の法務責任者
・事業会社の人事担当 ⇒ 外資系人材紹介コンサルタント、外資系コンサルファームの人事
・事業会社の経営企画 ⇒ 外資系戦略コンサル
・事業会社の経理・内部統制 ⇒ 外資系内部統制コンサル
・事業会社の各ポジション ⇒ 上場前後のスタートアップや上場済みメガベンチャーの役員クラス・CxO

これらは一例ですが、バックオフィスからでも年収2,000万円は十分に狙っていけます。

ここではバックオフィス系職種から年収2,000万円に到達した事例を紹介していきます。

外資系AM会社(コンプライアンスオフィサー)

バックオフィス系職種で年収2,000万円に到達した事例の1つ目は、外資系AM会社でコンプライアンスオフィサーを勤めるFさんです。

Fさんは、ぼくが1回目の転職をした際のエージェントの方に紹介していただいた方で、下のキャリアモデルのイメージの方でもあります。

<経歴>
・私大法学部卒で、日系の不動産会社の営業に配属、年収不明
・20代後半~、社内異動で法務部に配属、年収不明
・30代後半~、日系の不動産アセットマネジメント会社の法務部に転職、年収1,000万円⇒年収1,300万円
・40代後半~、外資系アセットマネジメント会社にコンプライアンスオフィサー(責任者)として転職、年収2,000万円

<ターニングポイント解説>
Fさんのターニングポイントは3つです。

  1. 社内の人事異動で、営業から法務部門と未経験職種にチャレンジしたこと
  2. フロントとバックオフィス両方を経験し、自分のキャリア軸を見つけて伸ばした
  3. 働きながらも、資格取得や勉強を継続していた

Fさんは、私大法学部卒、新卒で日系の不動産会社の営業に配属されますが、5~6年ほど営業を経験した後、人事異動でいきなり法務部に配属されたようです。Fさん曰く、同期が20~30人ほどいる中、宅地建物取引士の資格を取得したのが数人しかいなかったため、抜擢されたのではとのことです。

当初は法務部の業務に対して苦手意識があったようですが、資格取得の勉強が好きだったことや、やっているうちに営業よりも自分に合っているかもとやりがいを感じるようになったとのこと。

そうするうちに、不動産ファンドの仕事にも興味を持つようになり、さらにバックオフィスということで、FP2級や簿記2級等の金融関連資格を取得したことで、アセットマネジメント会社の法務への転職の途が拓けたといいます。なお、資格取得は嫌いじゃないようで、仕事に直接関係ないソムリエ検定なども含めると30種類くらい取得してる資格マニアのようです。全く理解できませんが笑

そして、日系のAM会社で10年ほど経験し、40代後半で外資系AM会社の責任者として転職し、年収2,000万円に到達しています。

<到達時期・難易度>
到達時期  40代
難易度   ★★★★☆

スタートアップの役員クラス

2つ目は、ITスタートアップの経営管理として入社し、取締役管理部長としてマザーズ上場、一部鞍替えを経験し、CFOを勤めるGさんです。

Gさんは、ぼくの元上司です。ぼくが目指しているキャリアイメージでもあります。

<経歴>
・慶応大卒で、地銀の法人営業担当に配属。数年後、イギリスやアフリカなど海外赴任を経験。
・40代前半で、ITスタートアップに2~3年目に経営管理・IPO担当として入社。
・40代後半で、同社マザーズ上場、取締役管理部長。
・50直前で、東証一部鞍替え、取締役CFO、年収2,000万円超。

<ターニングポイント解説>

Gさんのターニングポイントは3つです。

  1. IT黎明期において、ITサービスのスタートアップに飛び込んだ
  2. 未経験の業種に積極的にチャレンジした
  3. 経営企画を主軸に据えつつ、経営管理全体をカバーできるよう職域・知見を拡げるため、学び続けている

上場前後のスタートアップまたは上場済みで資金に余裕があるミドルベンチャーの役員クラスともなれば、2,000万円も見えてきます。ステップアップの方法もかなりパターン化しており、比較的再現性の高くポジションを狙いにいけるのが、このルートかなと思います。

出世は運の要素が絡みます。新卒で入社した会社から転職せずに部長や役員を狙う場合は実力も大事ですが、運の要素がかなり大きくなります。一方で、大企業で生え抜きで出世していくのとは異なり、このポジションの場合は転職組がほとんどで、転職を繰り返して少しずつポジションアップをしていき、年収2,000万円に到達しているケースが多いです。

ミドルベンチャーでは役員クラスでも1,000万円前後の会社が多いですが、一度執行役員やCxOのポジションにつくと、その後も同様の役職で転職ができます。 いきなり2,000万円が貰える会社に入れなくても、一度役員クラスになって、その後に給与の高い別の会社に引き抜かれて転職することで達成する方が多いです。 スタートアップとはいえ、役員経験という錯覚資産を持つことは、想像以上にその後のキャリア展開を有利にします。

Gさんは、銀行で2度の合併を経験し、組織規模が大きくなったことで出世に限界を感じたことがきっかけで、上記のことを考え、そしてスタートアップ転職を決意したといいます。

とはいえ、上場を目指すスタートアップでCFOを目指すキャリアだと会計士や外銀や投資銀行出身者が多いですが、Gさんはそのいずれでもありません。また、Gさんは銀行出身だったことから数字には強いですが、経理は全くできず、上場準備に必要なコーポレート体制や内部統制の構築ができたわけでもなかったといいます。強いて言えば、経営企画や財務のポジションに近かったといいます。そのため、入社当初は、模索しながら経営企画的なことをやりつつ、IPO準備をする中で、労務、法務、総務等、経営管理全般を見れるように職域を拡げていったようです。

そして、事業が軌道に乗ったこともあり、主要ポジションでマザーズ上場と一部鞍替えを達成したことでCFOに就任しています。

本記事では、CFOとして書いていますが、事業系の役員でも同様なので、比較的再現性が高いかなと思います。

<到達時期・難易度>
到達時期  40代
難易度   ★★★★☆

4.本業と副業のかけ算

ぼく自身が年収2,000万円に到達したルートはこちらです。2022年現在は、本業1,000万円、副業1,200万円を稼いでいます。

<経歴>

企業区分事業内容職種年収(万円)副業(万円)
1社目
(30歳)
東証一部Sier法務350→380
2社目
(32歳)
東証一部不動産デベロッパー
不動産ファンド
法務55020
3社目
(33歳)
スタートアップITデバイス製造法務+経営企画+
ファイナンス+IPO準備
650→70030→500
4社目
(37歳)
スタートアップHRコンサルコーポレート全般立上げ
+IPO準備
1,0001,200

<ターニングポイント解説>
ぼくのターニングポイントは3つです。

  1. 30歳無職とだいぶ遅いスタートだったため、当初から転職でのキャリアアップイメージを持ってスキル獲得をした
  2. 自分の得意・興味を踏まえた方向転換と、リスキルを継続した
  3. 副業もすることで、スキルと経験の獲得を倍速で行っている

ぼくの話で恐縮ですが、24歳で大学卒業後も、フットサルのセミプロをやったり、国立大の大学院に行ったり、海外をサッカー放浪したりしていて、30歳まで無職でしたので、社会人のスタートは皆さんよりだいぶ遅いです。

なので、1社目については、振られた仕事はなんでもやろうと思いつつ、役員クラスの方と距離が近いところで仕事をして、仕事や思考を学ぼうと思っていまして、東証一部の管理部門でありながら、CFO(上のGさんです)直下で仕事ができる環境を選びました(運よく拾ってもらえたのもあります)。

仕事面では、数字を非常に意識する方だったので、法務でありながら決算書の見方を勉強するようになり、数字に抵抗が亡くなりました。加えて、Gさんは、上司ではあるんですが、会社や上司に依存しない生き方を一貫して説いてくれていて、ぼく自身そのおかげもあり、転職や副業の視点を持ちやすかったのもあるかと思います。

また、副業についてですが、副業で年収1,000万円以上を稼ぐというと一部の限られた人しかできないとか勘違いされることが多いですが、実はそんなことはないというのがぼくの実感です。

仕事の実態としては、個々のスキルや経験によって、初心者レベルからエキスパートレベルまで様々ありますが、クライアントのニーズ・要求レベルも様々です。なので、比較的スキルや経験年数が少ない状態であっても、それを欲するクライアントはいるので(単価は低いですが)、案件獲得は可能です。そこで、スキルや経験を積んで、実績を出して、単価を上げていければいいのかなと思います。

そして、副業の最大の特徴は、サラリーマンと比較して、同じ仕事内容であっても時間単価が最低でも1.5倍程度、通常なら2倍ほど高く点です。会社員としての市場価値(年収)が500万円の場合、副業でクライアントワークをすると収入ベースでは1,000万円ほどになります。

副業でクライアントワークをするのであれば、技術職と非常に相性がよくエンジニア、デザイナー、マーケティング職は稼ぎやすいです。他にも、士業やコンサルタント、バックオフィス部門の方も専門性が高く、需要が絶えないので継続しやすいです。なので、本業でスキル・経験を積み、それを副業に活かす(逆もアリ)と稼ぎやすいかなと。

こんな感じで、本業と副業を掛け合わせていけば、年収2,000万円は比較的容易に到達しやすいかなと思います。

まとめ

本記事では、ぼくの元上司や先輩、友人、知人のキャリアを例に、比較的普通の会社に就職し年収350~400万程度から、30~40代で年収2,000万に到達するキャリア事例とターニングポイントをお伝えしてきました。

東大卒で外銀や外コンに就職されたみたいないわゆるエリートコースではなく、キャリアの途中からでも、「外資系」、「IT・金融・不動産・コンサル・商社・マスコミ」、「営業・エンジニア・IBD(投資銀行)・運用・経営」という組み合わせを選択していくことで、再現できるものばかりです。

皆さまのキャリア実現の役に立てればと思います。

本記事も最後までお読みいただきありがとうございました。