宅建試験の模試は受けるべき?模試のメリット・デメリットや受験回数、おすすめ予備校や冊子の直前模試集まで、合格者が徹底解説!

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こんにちは、keijinhoです。

  • 宅建試験の模試は受けた方がいいの?
  • 模試を受けるなら何回ぐらい受けるべき?
  • どこの模試がおすすめ?
  • 冊子の直前模試集は購入すべき?

本記事では、こんな疑問に答えます。

ぼくは、2017年の取引士試験に働きながら約2ヶ月間の勉強期間で、模試を3回受験して勉強のペースを作りつつ、得点45/50点宅建業法20点満点1発合格しました。

ぼくが受けた模試の受験ペースは以下のような形です。

①8月末頃・LEC公開模試 実戦編 → 
②9月末・LECファイナル模試 → 
③10月初め・TAC全国公開模試 → 
★10月第3週・本試験当日

結論、模試は最低でも直前期に1回、できれば直前期とその1ヶ月前の2回は受けることをオススメします。

そこで、本記事では、直前模試のメリット・デメリット、模試の活用の仕方、おすすめの模試の選び方、冊子の直前模試集は購入すべきかについて、体験談を踏まえながらご紹介していきます。

本記事の内容

  1. 直前模試のメリット・デメリット
  2. 模試の活用の仕方
  3. おすすめの模試の選び方
  4. 冊子の直前模試集は購入すべきか

Contents

直前模試のメリット・デメリット

模試を受けるメリット

まずは、模試のメリットをご紹介します。

本試験の雰囲気に慣れる

メリットの1つ目として、本試験の雰囲気に慣れるというものがあります。

めちゃくちゃ勉強して試験に臨んだけど、本試験会場に入ったら独特の雰囲気に飲まれてしまった、年1回のチャンスしかないため緊張してしまい全然できなかったということは誰にでも起こりうることです。

大規模な会場で模試を受けることでより本番に近い雰囲気を体験できます。また、模試を受けることで解答方式や時間配分、他の受験生が問題を解く音、試験開始を待つ時間の使い方を体感し、対策を立てることができるようになります。

※2020年の今年は、コロナの影響があるので、オンライン受験が増えそうですね。

自分の現在地を客観的に把握する

模試を受けると予備校によっては全体の中での順位や偏差値が出るので、客観的に自分の現在地を知ることができます。

試験合格のためには、穴はない方が良く、バランスよく得点していることが望ましいですが、模試を受けることで、得意分野・苦手分野、不足している知識、不足している点数が数値で把握できますので、残り時間を効率良く活用していくことができるようになります。

多くの問題に触れることができる

本試験は、過去問と同じ問題は出ませんので、新しい問題を解くことで対応力を鍛えることができ、実際に本試験で真新しい問題に直面しても冷静に取り組む練習になります。

とは言っても、試験勉強は過去問中心で取り組むべきです。なので、直近8年分(自分が決めた年数分)の過去問を本試験までに最低2周、できれば3周させることをオススメします。そのため、本試験までに最低2周させる計画を立て、余裕があれば模試を受けるようにしましょう。

模試のデメリット

ここでは、模試を受けるデメリットにも触れたいと思います。

丸一日消費する

模試は、当然ですが、本試験と同じ2時間です。試験の前後の時間や会場受験の場合の移動時間もありますし、解説講義に時間を奪われることもあり得ます。

過去問対策が不十分な場合は、模試を受けるよりも先に過去問を演習などが不十分で「本番に間に合うか分からない」という人は直前模試を受けるよりも、まずは直近8年分の過去問を最低2周させることを優先し、その勉強が終わった状態で本試験に臨めるように、効率を重視して自分の勉強を優先させましょう。

受験料がかかる

模試は当然ですが有料です。模試の最大のメリットは、本試験の雰囲気を体感することと実力を把握することなので、受けすぎには注意しましょう。

模試の活用の仕方

ここでは、ぼくが活用した模試の種類と時期、その点数、復習の仕方・使い方をご紹介いたします。

ぼくが受けた模試は、以下の通り3回ですね。

模試名称時期得点(合格点)正誤確認復習解き直し
①LEC・公開模試 実戦編8月末頃18点(35点)××
②LEC・ファイナル模試9月末31点(36点)○(ミス問題、ミス肢のみ)×
③TAC・全国公開模試10月初め33点(37点)○(ミス問題、ミス肢のみ)×
★本試験10月第3週日曜日45点(35点)

本試験当日までに、合計3回の模試を受けました。すべて会場受験です。

3回ともペースメーカー的に受けただけというのが正直なところです。復習は、①では一切やらず、②③のみ間違った問題の解説を参照した程度です。解き直しは、一切しませんでした。

それよりは、過去問で間違えてる問題を解いている方がいいかなと思います。

ただ、注意点が1個!

ぼくの模試の使い方は、全ての肢を潰すということです。(過去問の勉強と同様です。)

問題は、1問につき4〜5個の肢で構成されていて、検討順や組み合わせ等で、全ての肢を見なくても答えを導ける場合がありますが、模試の場合(過去問も同様ですが)は、全ての肢を見て肢単位での正誤も出すようにしていました。

ちなみに、結果論かもですが、直前模試・全国公開模試などの各予備校のファイナル模試は、試験の傾向とかトレンドとかあるかもと思って2回受けましたが、ぼくはテキストや過去問集については、TACのものを使ってましたので、模試はLECファイナル模試のみでも良かったかなと思っています。

なので、試験を受け終わった後の主観としては、①と②の時期に1回ずつ、最低2回は受けることをオススメします。

おすすめの模試の選び方

以下では、ぼくが実際に受験を検討した各予備校の模試をおすすめ順に紹介していきます。

会場受験

模試名実施会社受験料(税込)日程備考
(1)ファイナル模試LEC3,240~3,780円9月最終週全国35会場
(2)全国公開模試TAC3,800円10月第1週全国28会場
(3)全日本宅建公開模試 実戦編LEC3,300~4,400円①8月最終週 ②9月第1週 ③9月第2週全国35会場 自宅受験
(4)宅建士模試LEC他4社合同)5,500円9/20、21、23全国35会場・いずれか1日

まず、LECのファイナル模試です。

LECのファイナル模試は、日本最大級規模で、本気の受験生の多くがこの模試を受けると言われています。

そして、何より点数や順位等の成績通知サービスがあります。

多くの本気の受験生の中で、自身の立ち位置が把握できれば、本試験までの対策や方向性の検討ができますね。

ぼく自身、ファイナル模試では、合格点に達していなかったため、この結果を踏まえて本試験までの3週間の対策を立てることができました。

なので、LECのファイナル模試は受けるようにしましょう。

次に、TACの全国公開模試です。

TACの全国公開模試も、LECと同様、受験者数が大きいうえ、成績通知サービスがあります。

値段は若干ですがLECよりも高めなのと、何より時期が本試験の2週間前と直前過ぎるので、直前模試を複数受けたい方向けかなという気がします。

3番目としては、LECの全日本宅建公開模試 実戦編(全3回)です。

ぼくは、本格的に勉強をスタートしたのが2ヶ月前でしたので、いったん自分の実力を見ておこうと思い、全3回のうち最初の1回だけを受けました。

まあ、案の定ヒドイ成績でしたが、定期的に自身の実力を客観的に数値で把握しておくと、対策が立てやすくなるので、受けておいた方がいいかなと思います。

このほかにも、アガルートアカデミー、宅建士講座| 資格スクエア ""“>資格スクエアではAIを使った出題予測をベースに作成した「未来問」という予想問題を無料で配布しています。

未来問による予測の精度はかなり高く、2019年度宅建試験のカテゴリー的中率74%で、極めて高い的中率を記録しています。

受験生としては、本試験の総仕上げとして入手必須だと思います。

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冊子の直前模試集は購入すべきか

最後に、冊子の直前模試集について、ご案内します。

結論から言うと、ぼくは使うかどうか検討はしましたが、結局使いませんでした。

確かに、直前模試集を使えば本番形式で取り組めて、本試験の解答方法や時間配分、問題を解く順番などをシミュレーションできるので、会場受験のようなに雰囲気はないですが、試験慣れするためには有効です。

ただ、ぼくの場合は、試験勉強をスタートした時期が2ヶ月前で、しかも働きながらだったため、過去問以外に取り組んでる余裕が無かったからです。。

しかも、試験慣れについては年度別の過去問使えばできますし、そもそも過去問の方が試験対策としては重要なので、過去問を優先して学習しましょう。

過去問が完璧で、もっと演習したいとか、他の受験生がやってそうなものは潰しておきたいというかたは取り組んでみてもいいと思います。

ぼくも一応使用するか検討したため、検討した際に注目した内容を表形式でご紹介(掲載?)したいと思います。

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まとめ

  • 模試の解き直しは余裕があればすべき、それよりは過去問を完璧にする
  • 模試は2回受けるべき、余裕があれば3回
  • 模試はできる限り会場で受験する
  • 冊子の直前模試集は過去問が完璧なら使う
  • 模試の結果に一喜一憂しない

ぼくは直前模試の結果は振るいませんでしたが、本試験は45点取得できました。

ちなみに、他の国家資格ですが、1ヶ月前の直前模試でA判定をもらい、そこで油断をしてしまったため、本試験に落ちていた友人がいます。

模試はあくまでも模試なので、模試のために頑張るのではなく、本試験合格のために取り組んでいきましょう。

本記事の読者様の宅建試験の合格をお祈りしています!

本記事を最後までお読みいただきありがとうございました。