FP3級を取得するメリット6つ!お金の基礎知識を学べることに加え、副業や転職にも役立つ!

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  • 老後資金が心配だけど、社会保険や公的年金ってよくわからない
  • 節税すべきって言うけど、税金って難しそうで何から始めるべき?
  • 不動産や保険って大きい買い物だから最低限の知識が欲しい
  • 投資や資産運用に興味があるけど、いきなり始めるのは怖い

本記事では、上記のような疑問に答えつつ、FP3級を学習するメリットをお伝えしたいと思います。

Contents

本記事のポイント

  1. FP3級で学べること
  2. FP3級を学習するメリット6つ
  3. FP3級を学習すると副業や転職にも役立つ

FP3級の全体像

まず、FP3級の全体像ですが、以下の内容となります。

  • ライフプランニングと資金計画(社会保険、年金など)
  • リスク管理(生命保険などでどうリスクヘッジするか)
  • 金融資産運用(うまく投資するための方法)
  • タックスプランニング(所得税とか住民税とか)
  • 不動産(不動産取引など)
  • 相続・事業承継(相続、贈与など)

FP3級は、金融業界や保険業界で働く人が取得する資格というイメージが強いかと思いますが、上記から多少イメージできるように、皆さんの生活に密着するお金に関する基本的な知識を得ることができます。マネーリテラシーを高めるにはぴったりの資格ですね。

FP3級に興味を持ったきっかけは、外資系の生命保険会社から1年間に2回保険営業の勧誘を受け、FP3級の本を手にとったからでした。生命保険業界って体育会のイメージですが、ぼくは大学まで体育界サッカー部だったからですかね!?

とはいえ、当初から資格を取得するつもりはなく、ただ単にテキストをざっと一通り目を通しただけだったのですが、お金について知らなかったり役立ちそうなことが書いてあり、しっかり勉強してみようと思って受験することにしました。

といっても、試験勉強に使った時間は約30時間・2週間ほどです。資格取得以上に、お金に関する基礎知識や社会保険・公的年金の仕組み、節税など、お金に関するタメになるインプットがたったの30時間・2週間でできたので、取得して良かったと感じています。

このおかげで、実際に、日常的に節税の意識が付き、今では年間で30万円ほどの税金の還付を受けることができていますよ。

FP3級を取得するメリット

お金について損をしたくないという方はほとんどだと思いますが、FPの知識を得ることで、自分で家計の見直しや立て直しができたり、将来のライフプランに合わせた資産設計できるようになります。

以下でもう少し詳しくみていきますね。

ライフプランのイメージが具体化する

社会保険や公的年金に、いくら支払っていて、いつ・いくら戻ってくるかなどを把握している方は多くはないかと思います。また、将来住宅購入を予定していたり、子どもがいたりする方は、住宅購入や教育資金といった少なくない資金が必要となってきますし、金融庁の老後資金2,000万円問題で言われているように老後資金に不安を持つ方もいるかと思います。

FP3級の試験科目の中に、「ライフプランと資金計画(社会保険、年金など)」がありますが、ここでは、社会保険の制度や保障内容や、公的年金の給付、住宅ローン・教育ローンの利用といった将来の資金計画について、勉強します。

そのため、自身の人生の中で、いつ・いくら必要なのか、何歳までにどのくらい用意すべきなのか、どうやって増やしていったらいいのかなど、お金に関する基礎知識を学ぶことができます。

人生のリスクを知る

保険は何かあったときのリスクヘッジとして安心を買うものなので、自身の人生設計に応じて必要な保障を準備する必要がありますよね。他方で、保険は毎月支払い続ける固定費なので、過大すぎると家計を圧迫したりすることにもなります。

「リスク管理(生命保険などでどうリスクヘッジするか)」では、保険の基礎知識を学ぶことができますよ。

投資や資産運用に役立つ

「金融資産運用(うまく投資するための方法)」では、投資や資産運用に関する知識が得られます。

株式投資や投資信託など、聞いたことはあるし興味もあるけど、細かい仕組みはよく分からず単に怖いというイメージの金融商品が多いのではないでしょうか。また、外貨建ての資産運用などについても勉強するため、世界経済についての知識も身に付けることができます。

他にも、サラリーマンや公務員の方の副業として不動産投資がありますが、この資産運用の勉強を活かせますよ。

税金の仕組みや節税知識を学んで、お金を戻す

個人的に、FP3級を勉強するうえで1番オススメするのが、税金についてです。

通勤手当などの各種手当は課税されるのか、日本が採用している累進課税、所得税と住民税の違いなど、税金の仕組みを学ぶことができます。

また、生命保険による所得控除や医療費控除、住宅ローン減税といった節税の知識も身につきます。

これらは、「タックスプランニング(所得税とか住民税とか)」で勉強します。節税ってよく聞くけど、税金は難しそうだし、何から始めたらいいかわからないという方は、FP3級で全体像から始めるのをオススメします。

不動産取引で損をしない

不動産購入は、人生で最も大きな買い物とよく言われますが、最低限の知識を持って臨むに越したことはありません。ぼくは、宅地建物取引士の資格を取得し、不動産業界にいたこともあるので特に感じるのですが、無知なために、損をしたり、意図していなかった出費が生じたりしている方をたくさん見てきました。金額が大きいからこそ、無知だとかなり怖いですよね。

また、不動産取引の中には、売買だけではなく、賃貸借も含まれます。ほとんどの方は、所有物件か、賃貸物件に住んでいるかと思いますので、不動産の最低限の知識を持っておくと、今後損する事を回避できるようになりますよ。

不動産取引については、「不動産(不動産取引など)」で勉強します。

いつか突然訪れる相続・事業承継にも対応

相続・事業承継は、なかなか身近に感じることはできないかと思いますが、生きていくうえでいつかは必ず訪れるできごとです。

せっかく両親から資産を相続したと思っていても相続税の課税が重すぎて支払いができないとか、子どもに相続税の負担をさせないよう遺産を残してあげたりとか、知っていれば多くの対策が可能になります。

資産の贈与も贈与税がかかったりしますので、注意が必要です。

また、昨今では、中小企業のオーナーの高齢化や後継不足問題で中小企業のM&Aなどが話題ですが、今後は、脱サラして中小企業のオーナーになるという途も増えてくるかもしれません。

これらは、「相続・事業承継(相続、贈与など)」で学ぶことができます。

FP3級を学習すると副業や転職にも役立つ

FP3級の知識は、人生のお金についての基礎知識なので一生ものの資格ですが、勉強時間は全然長くないため非常にコスパがいいです。

そのうえ、これまで上記でご紹介したメリット以外にもFP3級の活用方法がありますので、ご紹介します。

FP資格を用いて副業が可能

まず、FP資格を有していることで、その知識を活かしてWebライティングやコンサルティングといった副業ができるようになります。

 FPのライター案件で多いものは、家計のお金や住まいなどについての記事作成です。クラウドワークスやランサーズなどでライティングの副業を気軽に始めることもできますよ。文字単価は初心者でも1円以上で、1記事あたり2,000〜6,000円だったりしますので、これから副業を始める方にはオススメです。

他にも、経済誌のコラムや家計相談のコンサルティング業務があります。ただ、これらの業務は3級だとクライアントを見つけることは難しいかもで、2級以上が求められるでしょう。

転職で有利に働く可能性

FP資格は、保険、資産運用、不動産などのお金に関する資格なので、金融や保険、不動産業界といった比較的給与水準が高い業界への転職に活きてきます。実際に、金融や保険、不動産業界では、FP資格を重視しています。

また、ぼくが不動産金融業界に転職した際は、選考の場で、「いまはFP3級しか取得していないが、2級の取得に向けて勉強をしている」旨答えたら、非常に好印象を持ってくれました。

FP2級を取得するためには、FP3級を取得していることが条件となりますし、金融や保険、不動産業界といった比較的給与水準が高い業界への転職したいというキャリアプランをお考えの方は、取得しておいて損はないと思います。

まとめ

本記事のポイント

  1. FP3級で学べること
  2. FP3級を学習するメリット6つ
  3. FP3級を学習すると副業や転職にも役立つ

学校などでお金について学んでこなかった方がほとんどだと思いますので、マネーリテラシーを高めるためにも、FP3級を学習することをオススメします。

実際にFP3級に2週間で合格した勉強法をご紹介しますので、参考にしていただけると幸いです。

本記事を最後までお読みいただきありがとうございました。